最近、レゲトンというプエル・トリコ発祥のスペイン語音楽にハマっています。
ところで、プエル・トリコが正確にどんなところなのかご存知ですか？
プエル・トリコはカリブ海に浮かぶ大アンティル諸島の最東端、ドミニカ共和国の隣にある小国です。
ですが、厳密には独立国ではなく、スペイン語話者が大半を占めるにもかかわらず、「コモンウェルス」という特殊なステータスを持つアメリカ合衆国の一部なのです。
僕はプエル・トリコがアメリカであるという事実を最近知って驚きました。
おそらく地理や歴史の授業などで習ったことはあるのですが、せいぜいWBCで日本と戦った国、という程度で、ドミニカ共和国と同様、どこにあるかもわからないくらいでした。
有名アーティスト（ドレイクやカーディBなど）とコラボし、ビルボード・チャートを賑わせるバッド・バニーやアヌエルAAから、レゲトンという音楽に興味を持ち、そこからプエル・トリコってどこなんだろう？と調べてみると、段々とどんな国かが具体的に浮かび上がってきました。
プエル・トリコのアーティストが米市場にたくさん進出しているのも、野球が強いのも（カージナルスのモリーナが有名です）、アメリカの一部だからなんですね。（実は同じように野球が盛んなドミニカ共和国もアメリカの支配を受けていた時期があります）
スペインの植民地支配から独立したか、アメリカの支配を受けていたかで、サッカーが強いか、野球が強いかのどちらかが決まる、というのもありそうな気がしてきます。
地理や歴史は、遠い国や時代の単語を覚えなければならないので、学生にとってはなかなか苦痛です。しかも内容が空っぽの言葉を暗記するのは、すぐ忘れてしまうので、効率が悪いような気もします。
ですがもう少し大人になって、様々なことに興味を持つと、かつて意味の無い記号に思えたものが、一体何を意味していたのかが分かるという体験が出来るはずです。
未来のための知識の受け皿を作っている、という意識を持てば、少しは勉強のモチベーションも上がるかもしれませんね。
最後にプエル・トリコの首都サン・フアンの美しい街並みを背景に、ヒットナンバーMiaを歌うバッド・バニーの動画をご覧ください。スペイン語の響きの美しさにも注目してみてください！
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